2012年7月11日水曜日

パソコン注意報!

整骨院での施術時に、お客さまに、「肩と首の凝りがひどいので・・・」と言われると、必ず「仕事や家でパソコンを使われてますか?」と聞くようにしています。
そうすると8割くらいの方は「パソコンを頻繁に使って仕事をしている」と答えが返ってきます。
パソコンの普及率からしても、そうなるのは当然の様ですが、実際に身体を触るとその方々に共通している点があります。

それは、

・右側の脇(腕の付け根)の凝り
・右肩前面(腕と胸の境目あたり)の凝り
・右側肩甲骨(肩の後ろの骨)の中央付近の凝り

です。

これがひどくなると、肩の凝りがある方の首の奥に「ビンッ!」というようなハリが出て不快な状態が続くことになったり、側頭部やほほやあごにひきつるような感覚や痛みを感じるようになります。



この症状は、主にマウスの操作を行う際に手を前に伸ばしたままの姿勢を長い時間キープしていたり、同じくマウスを操作する時に肘が浮いた状態で操作を続けてしまったりすることで生じると思われます。
私はこの症状を「パソコン症候群」とひそかに呼んでいます。
ちなみに、ノートパソコンは画面とキーボードが分離できないため、常に両手を前に伸ばした状態になるためデスクトップよりも注意が必要です!

改善策としては、

1、マウス操作の際には、右腕をできるだけ体に近づけて操作できるようにする事。
2、肘を浮かせない。
3、マウスを握りっぱなしにしない。

こういったところでしょうか?

なお、ノートパソコンについては改善が難しいのですが、できるだけ両手の肘が机に乗るようにした上で、猫背になりにくいように椅子を机に思いっきり寄せて操作をしましょう。
また、机の高さと椅子の高さを快適な位置に合わせることも症状軽減の方法の一つです。



ちなみに、足を組む癖が加わると、症状は加速して悪くなる上に凝りの原因が分かりにくくなり取れにくくなりますので、足を組む癖はできるだけ早いうちに治すようにした方が賢明です。


パソコン症候群に似た症状で「バッグ症候群」という症状もありますが、これについても機会を見てお話していきたいと思います。
それではみなさん、快適な生活を^^

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