2013年10月23日水曜日

花粉症対策 その5.摂取する脂をコントロールする

脂については、現在はカロリーの面でしか語られていませんが、実はその質にこそこだわる必要があるというのをご存知でしたか?
もし、脂の量はコントロールしているから大丈夫と思った方は、是非脂について勉強される事をオススメします!


かくいう私も5年ほど前は、脂は全く興味がありませんでした。
しかし、スーパーで販売されている調理用の油がアレルギー体質を創り出す原因となっているという話を聞いてから、俄然脂について興味が湧きました。
しかし、このブログだけで脂について細かく語るのは、あまりにも無理がありますので、
ここでは簡単に脂とアレルギーの関係をお話しします。
詳細については「脂質 アレルギー」とか「脂質とは」などで検索して少しずつ勉強していってください。
調べるに値する情報が満載です!


脂には
1. エネルギー源
2. 生理活性
3. 細胞膜の構成要素

としての働きがあります。


つまり、

脳自体や体を造っている細胞膜は「脂質」でできているのです。



そして、その脂質のうち「不飽和脂肪酸」というものは体では作れないので、食べ物から接種する必要があります。
さらに、その中でω6系(リノール酸)とω3系(αリノレン酸)という名前の脂のバランスがアレルギーを引き起こしたりします!



リノール酸もαリノレン酸もどちらも取りすぎても取らなすぎても駄目なのですが、特にリノール酸を取りすぎると細胞膜に炎症を起こしやすくなり、アレルギーの原因の一つと言われています。
ちなみに、現代の食生活では肉やサラダ油からリノール酸を多く取りすぎる傾向にあるので、

αリノレン酸の割合を増やす事が重要です!

※肉は飽和脂肪酸だけが含まれてそうですが、近年は餌に穀物が使われるようになったため、その穀物に含まれるリノール酸も間接的に摂取しています。




リノール酸は、主に穀物類や植物油(サフラワー油など)
αリノレン酸は、魚類(DHAやEPA)
とお考えください。
対策としては、魚類を多く食べたり、DHAやEPAのサプリメントを取ったり、植物油の使用を控えたりする事でアレルギーは減る方向に行くと思われます。


非常に簡単な説明でしたが、意外に知られていない、または、関心が薄い事かと思います。
「植物油だから体に優しい」と言うイメージや企業の戦略に安易に乗ってしまう事は出来るだけさけるようにして、自分の体にとって何が良いのかを真剣に考える事はこれから益々必要になってくると思います。