2016年11月26日土曜日

過敏性腸症候群(IBS)の改善方法 その2呼吸法について

皆さん、健康的な毎日を過ごしていますか?
健康的な生活を!管理人のぽんでやすです。

過敏性腸症候群(IBS)の改善方法その2は呼吸法です。


東洋医学で陰陽五行論というものがあります。
世界は木・火・土・金・水という五つの要素で成り立っており、その要素がそれぞれ支え合ったり(相生)互いに効果を打ち消し合ったり(相克)してバランスを取っているという説です。
これを突き詰めていくと、かなり複雑で同じように見える症状も原因は人によって全く別なものになる場合があります。
ここではこの学説の詳細は述べませんが、興味がある方は掘り下げてみると大変有用で面白いと思います。


さて、過敏性腸症候群にかかってからというものの、症状改善の為に方法を探っていたのですが、この陰陽五行論に巡り会いました。
五行論では、臓腑を木・火・土・金・水の五つに分ける訳ですが、大腸は(金)に割り当てられています。(診断された当時は「大腸過敏症」と言われましたので大腸の機能改善を目指していました)
金はさらに肺にも割り当てられます。
つまり、肺→呼吸をコントロールすれば大腸をコントロールできるのではないかと推測した訳です。
この場合のコントロールとは、暴れている腸の動きを抑制するという意味です。


ちなみに、金(大腸と肺)の機能を抑える(克する)ものは「火」になります。
火に該当する臓腑は(小腸と心)です。
ただし、ここで言う「心」は血液循環の心臓という意味と言うよりは精神活動や言語活動を司る司令塔という意味合いです。
つまり心の活動、例えば精神活動が乱調になると大腸の活動にも影響を及ぼすのではないかと推測しました。
そこで、精神活動を安定させる「呼吸法」を研究してみたのです。
時間はかかりましたが、その結果、見事IBSの症状を抑制することが出来るようになったのです!


何はともあれ呼吸法をやってみましょう!


◆呼吸法のコツ

1.まずは息を吐ききること

  実は息を吐く筋肉は息を吸う筋肉よりも少なく弱いそうです。
  なので、息を吐ききるのは最初は結構大変です。
  そこで軽くお辞儀をするような感じで頭を軽く下げて、みぞおちのあたりを見るようにして息を
  吐くようにすると息を残らず吐き出しやすいです。

2.腰に手を当てて「1.」の姿勢のまま息を吸います


  普通に息を吸うと胸が膨らみますが、腰に手を当てて「1.」の姿勢のまま息を吸うようにして
  おなか周りと腰回りが膨らむように息を吸います。
  こうする事で、腸の裏にある太陽神係叢という神経の集まりの部分が刺激され、腸の興奮を
 抑えたり自律神経の興奮が抑えられます。

3.限界まで吸わない事
  
  「2.」でおなか周りと腰回りが十分膨らんでも、まだ息を吸う事ができます。
  しかし、それ以上吸おうとすると胸が膨らんできますので、そうならない程度にしてください。
  胸が膨らむと自律神経が興奮したり、肩が上がり首の血管を圧迫して頭の血が下がらず
  頭に血が上ったような状態になるので、逆効果となります。

4.吸い終わった時に息を詰めないように

  ここは少しコツが必要です。
  吸い終わると溜めた息が出ていかないように無意識に喉を閉じてしまいます。
  喉を閉じると、横隔膜が緩まりおなかに溜めた息が上にあがってきますので
  そうならないように喉を開けたままにします。
  要するに、喉は息を吸い終わった時の状態をキープするという事です。
  口を開けたままではなく、「喉」を開けたままですのでお間違いなく!
  中々意識しない場所なので、理解できるまで時間がかかるかもしれません。

  ※追記、「うがいをしている様な感じ」と説明すれば、理解出来る方もいらっしゃるかも!
  
  さらに、息が出ていかないようにするには横隔膜を下げた状態もキープする必要があります。
  何度かやってみて確認してみてください。
  これが出来るようになると、胸や肩がリラックスした状態で息を溜める事ができます。
  これは呼吸法を続けていく上で重要な方法ですので、是非マスターしてください。

5.息を吐き出す時は、口から糸を吐き出すように細く長く

  「1.」で行った様に息を吐き出してみてください。
  しかし、この時は口から糸を吐き出すように、細く長くです!

  ただ、最初に書いた様に、吐く筋肉は吸う筋肉よりも弱いので、ゆっくり吐きだすには努力と
  慣れが必要です。  
  最初のうちは「どは~!」っと吐きだしたくなる衝動に駆られます。
  しかし、慣れてくるにつれ、細く長く吐いた方がリラックスして気持がよい事に気付いてくると
  思います。
  ここは呼吸筋が鍛えられるまで辛抱です!
  慣れてくると、吸う時間が5秒くらいで吐く時間が30秒くらいになってきます。
  
  それからイメージも大切です
  体の奥にある淀んだ汚れた空気やストレスの様なものを、徹底的に吐きだしていくイメージを
  すると自分の場合は良かったです。
  それに黄色とか色を付けるとなお良しです。
  あるいは、糸のようなものが出ていくイメージでも良いですね。
  そういうイメージが伴うと、それに集中するので努力感とか余計な雑念が薄まります。


「5.」まで行ったら「2.」に戻って呼吸法を続けてみてください。
この呼吸法を習得できると、IBSの症状緩和以外にも、緊張する場面での「あがり」が克服できたり、運動中や運動後の呼吸が安定するので、さまざまな場面でのパフォーマンス向上も期待できます。


ちなみに、悪い姿勢のため呼吸が浅くなったり、緊張状態が続いて呼吸が浅くなったりすると、精神的肉体的疲労も急速に溜まり、回復も遅いです。
なかなか疲れが取れないといった方も呼吸法を試してみてください。


過敏性腸症候群(IBS)の改善方法 その3 飲食物について>>


<<過敏性腸症候群(IBS)の改善方法 その1「あるがままの自分を受け入れる」




  

2016年11月17日木曜日

30分に一度、立ちあがれ!最新の老化防止方法!!

皆さんこんにちわ。
健康的な毎日を!管理人のぽんでやすです。

無重力状態で生活すると人間はどうなるかという研究を続けている、アメリカ航空宇宙局NASAから最新のアンチエイジング法が伝わってきました!
それは、「30分に一度は椅子から立ち上がる」という方法です。



◆無重力状態では老化が10倍進む!

無重力状態である宇宙で生活をし続けた宇宙飛行士は、筋肉がやせ細り骨密度が低下、さらに心臓の機能も弱ってしまいます。
そのため宇宙に滞在中は宇宙飛行士は1日に3時間もの間、運動を行っています。
しかし、それでも地球に帰還直後は一人では立てず、立てたとしてもふらつき歩く事が非常に困難な状態です。
これは、宇宙滞在中に「老化現象」が急速に進んだのと同じ事だそうで、その速度は地球の10倍ということだそうです。
その原因は「耳石」にありました。


◆耳石とは?

耳石とは、耳の奥にある蝸牛のような形をした三半規管の中にあり、体の傾きや加速度を検知する器官の事です。
                        
画像:http://www.memai.jp/QandA/QandA-A1A8.html


<耳石>
画像:http://blogs.yahoo.co.jp/yuyamichidori/11172456.html

耳石は上の図のように、有毛細胞という神経につながった細胞の上にゼラチン質を介して乗っかっています。
これが動く事で、体の傾きや加速度を感知したりするばかりではなく、筋肉や自律神経を刺激して体を活発化させます。
しかし無重力状態ではこの耳石が浮いてしまい、いくら体を動かしても動かなくなってしまいます。
そのため、筋肉や自律神経などに刺激がいかなくなり、筋肉や骨、内臓などの機能が低下して老化が進むのだそうです。


◆地球上の無重力地帯

しかし、地球では重力があるので大丈夫では??
そう思ってしまいますが、実は地球上でも耳石が動かない状態になりえるのです。
それは「座っている」こと。
長時間座っていると筋肉自体が動かないためだけではなく、耳石が動かないためそれにつながっている筋肉や自律神経の働きが鈍り、老化状態が進むのだそうです。
ある研究では、1時間座ると22分寿命が縮むという結果が出たのだそう。
ではどうすればいいのでしょうか?


◆30分に一回は立つ!

座る事で進む老化を防止するにはどうしたらいいのでしょうか?
それは、「30分に一回は立ち上がる」こと。
立つときの動作で、頭が動くのでその時に耳石も動きます。
そのため、筋肉や自律神経などに刺激が伝わるため、体が活性化されるからです。

ちなみに、寝たきりなどで立ちあがる事が出来ない方は、頭を動かすと良いらしいです。
ひざが痛いなど色んな事情で立ちあがる事が出来ない方は、頭を前後に揺らすだけでも効果が期待できるみたいですよ!
※揺らしすぎに注意!!

簡単な方法なので、健康のため早速やってみましょう!