2013年3月6日水曜日

花粉症対策 その1.効果的な空気清浄機を使用する。

巷には沢山の空気清浄機が溢れていて、しかも目が飛び出る様な高価なものではありません。
手が届く範囲で買えるものだからこそ真剣に性能について吟味したいものです。

しかしながら、日本では空気清浄機に共通の性能評価基準が無いって知ってました?

「空気清浄機は本当に有効? 大学教授らが性能評価標準化を提案」
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20111018/1038349/?ST=trnmobile&P=1
(出典、日経TRENDYネット)


上記の記事にもあるように、世界基準としては米国家電製品協会(AHAM)が定める「CADR(Clean Air Delivery Rate)」と呼ばれる基準があります。
これは「クリーンな空気を1分間にどれだけ送り出す事が出来るか」と言う能力を数値化したもので、私はこの基準に従った空気清浄機を選んでいます。


しかし杉花粉ほどであれば、大きさが30〜40マイクロメーターほどなので、日本製の空気清浄機でもキチンと捕獲してくれるはずです。
ただ、確実なのはフィルターを使って空気を浄化するタイプのもの。
出来ればHEPAフィルターを使ったもので、実際に使用する場面とかけ離れていない能力試験を行っている製品が良いでしょう。


【以下は花粉以外の浮遊物質についての空気清浄機に関する情報です】

各メーカーは、「花粉やウイルスを99パーセント除去!」とか宣伝していたりしますが、根拠となる実験方法やデータを見てみると、「1平方メートルの小箱に花粉やウイルスをいれて、その中にイオンを充満させると数時間以内で99パーセントの花粉やウイルスを除去出来る」と実際の使用条件から大きく離れた条件のデータを根拠にしてたりします!

確かに嘘ではないけども(^^;;


「ウイルスを99パーセント除去!」という表示にも注意しましょう。
「インフルエンザウイルス」とは言っていません!
ウイルスの大きさはいろいろありますが、インフルエンザウイルスの大きさは、0.08〜0.12マイクロメーターでかなり小さい部類に入ります。
あるとき、家電量販店で「フィルターでインフルエンザウイルスを除去する空気清浄機はありませんか?」と聞いた所「インフルエンザは〜ないですね〜」と言われました。
私は持ってるのに〜f^_^;)
市販品では無いので、店員さんが知らないのも無理はないかも知れませんが。


あと、インフルエンザ除去ができると言う機種を見かけたら、やはりその根拠となるデータを店員さんやパンフに求めてください。
小さく「ただし、1平方メートルの小箱にウイルスを噴霧し〜○時間で100パーセント除去される事を確認」とか書いてあったりします。

空気清浄機を点けてても何時間もインフルエンザウイルスが周りを浮遊している訳です。
その間に感染しちゃいます。


「新規電気製品の浮遊ウイルス除去効果、HEPAフィルター装着空気清浄機に遠く及ばず」
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/special/pandemic/topics/201110/522043.html
(出典、日経メディカルオンライン)


ちなみに、シックハウスの原因物質やインフルエンザウイルスを取り除く事を本気で希望されるならば、「世界基準をクリアしたフィルタータイプで10万円以上の空気清浄機」と言うキーワードで探されると良いと思います。


>>次の記事「花粉症対策 その2.塩素を取り除いた水をたっぷり飲む。」へ


<<花粉症改善への道。



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