健康的な生活を!管理人のぽんでやすです。
過敏性腸症候群(IBS)の改善方法その3 飲食物について
前回の呼吸法はいかがでしたでしょうか?
言葉だけで説明するのは難しいものですが、ちょっとでもやってみると何となくできる場合がありますので、是非続けてみてくださいね。
さて、私は大学生のころに過敏性腸症候群(当時は「大腸過敏症」と言われました)と診断された際には、この病気は治らないので一生付き合っていくものだと言われました。
そして、主に飲食物に注意するようにして症状を抑えるようにと医師から指導を受けたものです。
そこで言われた注意すべき飲食物とは以下のようなものでした。
・カレーライス
・コーヒー
・ビール
・辛いものや刺激物
・冷たいもの 等々
当時は何をどうすれば抑制できるかわからなかったので、この飲食物は避けた方が無難という事でした。
しかし、正直な話、
やってられるか!!
と思いました。
ですので、いろいろと実験をしてみて、自分にとってどれくらいなら問題ないのかを突きとめていった結果、一つの結論に到達しました。
それは・・・
該当する飲食物を、「すすんで食べたくなくならない程度」までならOK!
これは投げやりになったわけでも、ふざけているのでもありません。
いわゆる、「体に聞く」という、原始的ですが正確で簡単な方法です。
例えば、ビールを飲んだ時、ゴクゴクと飲めて「あ~!美味い!」と感じるなら、まだいけます。
しかし、別に飲みたい気分でもないのに惰性や付き合いで飲もうとした時、喉に引っかかる感じや「美味い!」と感じなければ、それ以上は止めた方が良いでしょう。
以上は、「症状が悪化しない方法」です。
以下から、「症状が改善に向かう飲食物」です。
※ここで言う改善は医学的効果を確かめたものではなく、あくまで個人的な実感ですのであしからず。
その1、常温または温かい飲み物を飲む
その2、無糖の炭酸水を飲む
その3、糖分を控える
その4、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維を意識して摂る
その5、白米ではなく玄米を食べる
その1、常温または温かい飲み物を飲む
「水を飲むときの注意点その1、できるだけ常温に近い温度の水を飲む事」でも書きましたが、冷たい飲み物を摂りすぎると、内臓や血液を冷やし、筋肉の動き(ここでは腸の蠕動運動)を弱め、免疫力も低下させてしまいます。
そのため夏であっても、水やお茶、アルコールも出来るだけ常温または温かいものを飲みましょう。
特に夏の場合、冷たいものを控えて常温の水を出来るだけ摂るようにしたところ、腸の調子も良くなりました。
また、夏バテをしなくなったのが意外でした。
また、夏バテをしなくなったのが意外でした。
ただし、決して冷たいものを飲むな!という訳ではありません。
熱がこもりすぎても良くない状態になりますので、「なんだか冷たいものが欲しいな~」と感じたら冷たいものを体が欲している考えて、体に与えてあげてください。
その2、無糖の炭酸水を飲む
「炭酸水は胃腸に良いので飲んだ方が良いですよ」と昔看護師の方に言われてから飲むようにしたところ、調子が悪い時の改善具合は半端ないです!
これで何度助かった事か・・・。
まだ症状がコントロールできてない頃は、無糖の炭酸水が手放せなかったです。
これには「飲み方」がありまして、それはまだ炭酸水が冷たい時に蓋を開けたら、そのまましばらく放置してできるだけ常温に近い状態にしてから飲むという飲み方です。
また、「無糖」でないと効果が少ないので、最初は飲みにくいですが是非無糖を選んでください。
その3、糖分を控える
糖分は腸内細菌のうち、悪玉菌と呼ばれる細菌のエサになるそうです。
悪玉菌が増えると、オナラも臭うしガスは出やすくなりますし、腸の動きも悪くなる気がします(これは個人的感想です)
さらに白砂糖は体に吸収されるスピードが、果物に含まれる果糖や茶色いサトウキビ砂糖などに比べて格段に速いそうです。
糖が体に速く吸収されると、インシュリンが血液中に一気に放出されますので、糖分が脂肪に急速に取り込まれます。
そうすると、逆に血糖値が急速に下がり、倦怠感や疲労感、頭がぼーっとする、筋肉の震えなどが生じます。
筋肉が上手く動かなくなりますので、糖分の摂りすぎは過敏性腸症候群には良くないと思います。
私自身も、糖分を控えるようにした所、おなかの重たさが軽減したのと同時に、全身の軽さや頭のシャープさ精神的疲労の軽減などの効果がハッキリとありました。
ちなみに、白砂糖の過剰摂取が繰り返されると膵臓が疲労するし、脂肪に摂りこまれ損ねた糖分が血管を傷付けますので、動脈硬化などの原因ともなります。
そういう意味でも糖分は控え、良い砂糖を適量摂るように心がけましょう。
その4、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維を意識して摂る
不溶性食物繊維は腸内細菌の住みかになり、水溶性食物繊維は善玉菌のエサになるそうです。
それを聞いて、早速根菜類やこんにゃくなどをなるだけ欠かさないよう摂るようにしました。
そうすると、この方法についてもお腹の軽さがハッキリと実感できました。
私の場合は、特に不溶性食物繊維を摂らなくなると、3~4日でお腹の重たさが生じるのが実感できます。
なので、旅行などで食物繊維の摂る量が普段より減ると少しずつお腹の重たさが生じて来ます。
過敏性腸症候群の症状が発生する訳ではないのですが、腸は精神に強い影響を与えますので、少しずつ精神的にも重くなってきます。
呼吸法や今まで述べた1~3の方法を実行しながらも、食物繊維が足りなくなると腸の活動性が鈍ってくるのがわかりますので、食物繊維がいかに重要かがわかります。
私は色んなものを試したわけではないのですが、ごぼうをキンピラごぼうにして食べたり、それにこんにゃくを加えたり加えなかったり、かぼちゃを蒸して食べたりすると調子が良かったのでそれを繰り返しています。
ちなみに、ごぼうは水溶性と不溶性のバランスが良く、かぼちゃは水溶性が多いようです。
食物繊維が多いと言われるこんにゃくですが、スーパーなどで販売されている通常の固まったこんにゃくは、不溶性食物繊維が豊富だそうです。
食物繊維が多いと言われるこんにゃくですが、スーパーなどで販売されている通常の固まったこんにゃくは、不溶性食物繊維が豊富だそうです。
その5、白米ではなく玄米を食べる
玄米もまた食物繊維が多い食べ物でして、特に不溶性食物繊維が多い食べ物です。
また、食べる量も白米より少なくて済むし、糖質を制限出来るし、食物繊維が豊富に摂れるし、ミネラル類が沢山摂れるし、咀嚼回数も増えるというように、財布や健康に良い食べ物です。
私は玄米をほぼ毎日食べていますが、実は元々は過敏性腸症候群のためではなく、糖質が多く含まれる白米を避けるためでした。
そのため、玄米を食べ始めた当初は過敏性腸症候群への効果を意識していなかったのですが、しばらく実家に帰った時など玄米を食べなくなると少しずつ腸が重たくなるのを感じました。
再び食べると快調になったし、それ以前に「あ~玄米が食べたい!」と思うようになったので、今でも継続して食べています。
また、玄米を食べていると、副菜としての根菜類などが少ない場合や摂れない場合でも、玄米の食物繊維がカバーしてくれる気がします。
野菜を食べたいけど、1食あたりの食費が増えるのは嫌だなあという場合は、玄米にしてみてはどうでしょう?
正確に計算したわけではないですが、食費も変わらないか安くなるだろうし、意識しなくても食物繊維がある程度摂れているというのはうれしいですから。
ただし、便秘気味の方は注意してください!!
多量の不溶性食物繊維は便秘を悪化させてしまいます!
その場合は、玄米を7分搗きや3分搗きなどにして、食物繊維の量を減らしてみてください。
食べ方は適当です(笑)
Amazonで買った玄米をそのまま玄米の炊き方を参考にして炊いています。
まとめ
一人一人の体は少しずつ構造も働きも異なります。
そのため、今まで述べた方法で確実に効果を感じるかどうかはわかりません。
ですが、飲食物は皆さんの体を作っている大切なものですし、費用がかからず簡単に試せるものばかりですので是非トライしてみてください。