「汗を多くかいた時は水分補給に加えて塩分も補給する」と一言で書きましたが、塩分の補給にはある条件が必要です。
基本的に、「汗をかいた⇒水分補給」というのが鉄則です。
■自発的脱水に注意!
しかし、多量の発汗後に水のみを大量に飲むと血液中の塩分濃度が低下するので、身体は塩分濃度を回復させようと尿を大量に出してしまいます。
このとき、水を飲む意欲も失われていますので、結果的に脱水状態になってしまいます。
このような事を防止するためにも塩分補給が必要なのです。
■いつどんな時に塩は必要なのか
ですが、日本人はナトリウム摂取量が多いので普段から「水分補給⇒塩摂取」というのは必ずしも必要ではありません。
日本高血圧学会は、高血圧の人は夏場に汗をかいても、原則として塩の摂取は制限するようにと言っております。
以前、ためしてガッテンに出演された信州大学大学院医学系研究科の能勢博教授によると
1.夏場でも日常生活で「ジワジワと出る汗」の場合は塩分補給は不要
2.夏場、屋外での作業や運動の際に出る「玉のような汗」は塩分も一緒に排出されているので塩分補給が必要
と言われていました。
ちなみに、身体から塩分が出ているかどうかは、汗で濡れた服が乾いた後に塩が吹き出ていないか、または汗を舐めてしょっぱくないかで判断出来ます。
日本高血圧学会は、高血圧の人も夏場、屋外での作業や運動をして大量の汗をかいたときは塩分補給が必要だと言っています。
しかし、この場合もかかりつけの医師に事前に相談していただくのが一番良い方法です。
■普段から天然の塩を使ってみてはどうでしょう?
天然の塩は精製された塩に比べて、カリウムを多く含んでいるものが多いです。
カリウムは、身体の中でナトリウムとは反対の作用をする身体に必須の物質です。
また、身体の中のナトリウムを排出する働きを持っている物質です。
普段からカリウム含有量が多い天然塩を摂取することで
1.ナトリウムとカリウムのバランスのとれた状態に近づける事ができる
2.汗を多量にかいて塩分補給をすべきか迷った時にも、精製された塩よりは害は少ないはずです。
ただし、腎臓に病気をもたれている方は、カリウムが排出できず「高カリウム血症」などになる恐れがありますので、かかりつけの医師に相談していただいた方がいいと思います。
■スポーツドリンクも有効です!
普段飲む飲料としてはオススメはしませんが、夏場に運動や作業をして多量の発汗をした場合は、スポーツドリンクを飲むことで崩れた電解質バランスを急速に回復出来ます。
そう言った特殊な場合については、便利なものとして活用されるといいと思います。
ただし、 スポーツドリンクには糖分が含まれていますので、日常的に飲むのはオススメしません。
>>水を飲むときの注意点!へ
2013年2月27日水曜日
2013年2月21日木曜日
水を飲むときの注意点その4、喉が渇く前に、こまめに飲む事
かなり久々に投稿します。
「水を飲むときの注意点」の記事が飛び飛びで、時間が掛かってしまいました。
さて、水を飲むときの注意点その4ですが、これは言わずもがなですよね。
最近は飲料水メーカーのCMとかでも放送されていたり、厚生労働省が後援して「健康のため水を飲もう」推進委員会なんてものも作られてポスターが貼られたりしてるようですね^^
飲料水の質や量の大切さをこれまでお話してきましたが、結局毎日継続させないと意味がないものになってしまいます。
つまり、習慣にする必要があるわけです。
しかし、その前に水分不足に陥った場合の主な症状についてお話しましょう。
体の水分が不足すると、必ず体からサインが出て、それを無視するとドンドンと体が不調を訴えてきます。
しかし、それが毎日起こったり、他人から教わったり知識として与えられないと、その症状が水分不足によるものだということに気付けなくなってくるという恐ろしい事態になるのです。
しかも、現代社会では(特に日本では)水分不足によって死亡するという事が健康な体であればまず起こらないという安心感から、割合水分不足を軽視しがちになるので、喉の乾きという初期のサインを見過ごしがちになると私は考えています。
以下の項目は、水分不足によって生じる体の症状です。
※「水道産業新聞社」様のHPより引用
<水分減少率> <主な症状>
2% ・・・ のどの渇き
3% ・・・ 強い渇き、ぼんやりする
4% ・・・ 皮膚の紅潮、イライラする、 体温上昇、疲労困憊、尿量の減少と濃縮
5% ・・・ 頭痛、熱にうだる感じ
8〜10% ・・・ 身体動揺、痙攣
そして、20%で死亡するとのことです。
かく言う私も、かつては水を飲まないタイプで、ギリギリまで我慢していましたので、上記の5%減少までは良く到達していました^^;
なぜ我慢していたかというと、ゴクゴクと飲みたかったからです。
飲みたくないのにチビチビと飲んでも、体が欲していないのに無理やり体に押し込んでるようで、嫌だったんですね〜。
しかし、こまめに十分に水分を補給することで
だって、こんな簡単で安上がりな方法で医者にも薬にも頼らず、上記のような症状が改善するんだったらそりゃあやるでしょう!
ちなみに、昨年2012年には米国・コネチカット大学のLawrence E. Armstrong博士らが1%~2%程度の水分量の減少で覚醒状態と記憶力、集中力が低下し、疲労と緊張や不安が増すという研究結果を発表したそうです。(現代ジャーナリスト 医療ジャーナリスト 宇山恵子様の記事引用)
まさにパフォーマンスの低下です!
仕事中に眠くなったり、集中が途切れやすかったり、疲労しやすく、なぜか緊張や不安がある人。
また、ドライアイや肩こり、腰痛、胃腸虚弱、冷え性、頭が重い、頭痛持ちという方は、薬や栄養ドリンクに頼る前にまずは浄水常温の水をたっぷり飲んでみてはいかがでしょう?
さて、それでは水をこまめに飲むための習慣についてお話しましょう。
まずは、その1、「水筒を持ち歩きましょう」
ここで、ガクっとなってページを去ろうとするのはひとまず我慢してください。
当たり前のことを出来てないといけない訳ですから、まずは水筒をいつものカバンに毎日入れときましょう!
その2、水筒には浄水を入れてください。
高価でなくても、毎日飲む水ですから美味しくて体に良い水でないと意味がありません。
水道水は塩素が入っていますので、その塩素を是非取り除いた水を飲むようにしてください。
その3、 水筒を机の上や身近なところに置いておく習慣を付けてください。
近くに必ず水筒があるという習慣があれば、飲むのを忘れたり、コーヒーなどの誘惑に惑わされたりすることは少なくなると思います。
ちなみに、コーヒーを飲むなという訳ではありませんので、誤解なきようお願いします。
その4、カプっと舌に載せる程度に口に含んで飲む習慣を
ゴクゴクっと飲むと、喉越しの良さで大量に飲んだ気分になるし、逆に飲みすぎて喉の渇きを感じるまで飲みたくなくなります。
ボクサーがリングのコーナーで水を口に含むような感じで(伝わりますかね??)
その5、どこでも飲む習慣を
商談や会議や電車移動などで、ついつい水を飲む機会を失いがちです。
水筒をあらゆる場面に持ち込んで、周りの人達に水の良さ、または自分は健康に気を付けているという事をアピールするようなつもりで飲む習慣をつけましょう!
「水は友達」です!
海から陸に上がった我々は、生命の母なる海を身体に抱えて生活を営んでいます。
そんな大事な水を今一度見直して、快適な生活を送ってみませんか?
水を飲むときの注意点その5、汗を多くかいた時は水分補給に加えて塩分も補給する事>>
<<水を飲むときの注意その3、一日に飲み水で1.5リットル以上を意識して飲む事
「水を飲むときの注意点」の記事が飛び飛びで、時間が掛かってしまいました。
さて、水を飲むときの注意点その4ですが、これは言わずもがなですよね。
最近は飲料水メーカーのCMとかでも放送されていたり、厚生労働省が後援して「健康のため水を飲もう」推進委員会なんてものも作られてポスターが貼られたりしてるようですね^^
飲料水の質や量の大切さをこれまでお話してきましたが、結局毎日継続させないと意味がないものになってしまいます。
つまり、習慣にする必要があるわけです。
しかし、その前に水分不足に陥った場合の主な症状についてお話しましょう。
体の水分が不足すると、必ず体からサインが出て、それを無視するとドンドンと体が不調を訴えてきます。
しかし、それが毎日起こったり、他人から教わったり知識として与えられないと、その症状が水分不足によるものだということに気付けなくなってくるという恐ろしい事態になるのです。
しかも、現代社会では(特に日本では)水分不足によって死亡するという事が健康な体であればまず起こらないという安心感から、割合水分不足を軽視しがちになるので、喉の乾きという初期のサインを見過ごしがちになると私は考えています。
以下の項目は、水分不足によって生じる体の症状です。
※「水道産業新聞社」様のHPより引用
<水分減少率> <主な症状>
2% ・・・ のどの渇き
3% ・・・ 強い渇き、ぼんやりする
4% ・・・ 皮膚の紅潮、イライラする、 体温上昇、疲労困憊、尿量の減少と濃縮
5% ・・・ 頭痛、熱にうだる感じ
8〜10% ・・・ 身体動揺、痙攣
そして、20%で死亡するとのことです。
かく言う私も、かつては水を飲まないタイプで、ギリギリまで我慢していましたので、上記の5%減少までは良く到達していました^^;
なぜ我慢していたかというと、ゴクゴクと飲みたかったからです。
飲みたくないのにチビチビと飲んでも、体が欲していないのに無理やり体に押し込んでるようで、嫌だったんですね〜。
しかし、こまめに十分に水分を補給することで
- 体がよく動き
- ドライアイ症状も緩和し
- 胃腸が良く動き
- 表情や体全体がホワッと、ほどよく緩み
- 頭がクリアに働く 等々
だって、こんな簡単で安上がりな方法で医者にも薬にも頼らず、上記のような症状が改善するんだったらそりゃあやるでしょう!
ちなみに、昨年2012年には米国・コネチカット大学のLawrence E. Armstrong博士らが1%~2%程度の水分量の減少で覚醒状態と記憶力、集中力が低下し、疲労と緊張や不安が増すという研究結果を発表したそうです。(現代ジャーナリスト 医療ジャーナリスト 宇山恵子様の記事引用)
まさにパフォーマンスの低下です!
仕事中に眠くなったり、集中が途切れやすかったり、疲労しやすく、なぜか緊張や不安がある人。
また、ドライアイや肩こり、腰痛、胃腸虚弱、冷え性、頭が重い、頭痛持ちという方は、薬や栄養ドリンクに頼る前にまずは浄水常温の水をたっぷり飲んでみてはいかがでしょう?
さて、それでは水をこまめに飲むための習慣についてお話しましょう。
まずは、その1、「水筒を持ち歩きましょう」
ここで、ガクっとなってページを去ろうとするのはひとまず我慢してください。
当たり前のことを出来てないといけない訳ですから、まずは水筒をいつものカバンに毎日入れときましょう!
その2、水筒には浄水を入れてください。
高価でなくても、毎日飲む水ですから美味しくて体に良い水でないと意味がありません。
水道水は塩素が入っていますので、その塩素を是非取り除いた水を飲むようにしてください。
その3、 水筒を机の上や身近なところに置いておく習慣を付けてください。
近くに必ず水筒があるという習慣があれば、飲むのを忘れたり、コーヒーなどの誘惑に惑わされたりすることは少なくなると思います。
ちなみに、コーヒーを飲むなという訳ではありませんので、誤解なきようお願いします。
その4、カプっと舌に載せる程度に口に含んで飲む習慣を
ゴクゴクっと飲むと、喉越しの良さで大量に飲んだ気分になるし、逆に飲みすぎて喉の渇きを感じるまで飲みたくなくなります。
ボクサーがリングのコーナーで水を口に含むような感じで(伝わりますかね??)
その5、どこでも飲む習慣を
商談や会議や電車移動などで、ついつい水を飲む機会を失いがちです。
水筒をあらゆる場面に持ち込んで、周りの人達に水の良さ、または自分は健康に気を付けているという事をアピールするようなつもりで飲む習慣をつけましょう!
「水は友達」です!
海から陸に上がった我々は、生命の母なる海を身体に抱えて生活を営んでいます。
そんな大事な水を今一度見直して、快適な生活を送ってみませんか?
水を飲むときの注意点その5、汗を多くかいた時は水分補給に加えて塩分も補給する事>>
<<水を飲むときの注意その3、一日に飲み水で1.5リットル以上を意識して飲む事
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